積丹スピリット

バブルス|薬用育毛剤の「WEB限定超得コース」の新規購入(定期購入)

002 積丹スピリット 

コンセプト 人々の魂に火を灯し勇気と希望を与える「火の酒」をつくる

積丹スピリットは蒸留酒を意味する「スピリッツ」と、積丹の人々や、ジンを愛する人々の魂(スピリット)という思いを込めた社名です。ジンは人を温めるだけでなく、心に火を付けて人々に勇気と希望を与える酒であること、ジンという「風」を受けて、積丹の新たな歴史や文化をつくり、次世代へと受け継いでいくという決意も込められています。

生命力あふれる大地に自生する植物や、ボタニカルガーデンから採れた植物でジンをつくる ことで、この地ならではの植生に、地域の人たちも目を向けるようになるでしょう。こうし た植生への興味が広がれば、豊かな実りをもたらす森の木々の育成にも目が向けられ、積丹、 ひいては世界の自然環境のさらなる保全にもつながると私たちは考えます。
積丹スピリットHPより

そもそも積丹ってどこ?

北海道積丹町
北海道の西部日本海に面した町。北海道の形を象で表すならば、鼻の根本あたりです。札幌から西に80キロ。人口1,800人強の小さな町で、夏のウニが有名です。春はサクラマスやヤリイカ、秋はブリやマグロ、冬はアワビなど、1年を通して新鮮な海産物を味わえます。夏の海は穏やかで、澄んだ青い海がとても綺麗なことで積丹ブルーと呼ばれています。

積丹の語源はアイヌ語で、シャクとコタンの二語を合わせたものです。シャクは夏、コタンは村または郷土のことで、シャクコタン(ShakKotan)夏場所という意味からきています。

  1. 自然の美しさ: 積丹地域は、積丹岬や積丹山などの自然の観光スポットがあり、四季折々の美しい風景が楽しめます。
  2. 海産物の豊富さ: 北海道らしい新鮮な海産物が豊富であり、特にウニが有名です。他ではアワビ、ブリや鮭など。冬の時期には真タラやアンコウ、スケソウダラなども美味しくいただけます。
  3. 観光地としての人気: 積丹地域は自然豊かな観光地としても知られており、海岸沿いの絶景を楽しめます。また、海のアクティビティも豊富で、水中展望船や青の洞窟のシュノーケリングなど人気スポットが多くあります
  4. 地域の文化や歴史: 積丹地域には、アイヌ文化や漁業などの地域固有の文化や歴史が息づいています。地元のイベントや祭りなども多く、地域の魅力を体験することができます。
  5. 地域資源の活用: 積丹スピリットの製造には、地域の清らかな水や地元産の原料が活用されています。これらの地域資源を活かした製品づくりが地域振興や観光の一翼を担っています。

積丹スピリットまで 行き方

交通機関での行き方は、JR小樽駅まで電車で向かい、小樽駅から路線バス積丹線に乗り継ぎ美国まで。その後、積丹町生活交通バスで、積丹スピリットのお隣、岬の湯しゃこたんまで行けます。予約運行ダイヤもありますで、ご注意を。(私営バスが廃線となり、令和5年10月から積丹町が新たに運行を始めたバス)。
札幌駅から高速バスも出ていますが、こちらも美国まで。
積丹町美国まで行けそうですが、積丹スピリットまでとなるとなかなか公共交通機関で行くのは難易度が高そうです。

車では、札樽自動車道・後志自動車道経由で終点の余市ICで降りる約80km、約1時間20分のルート。または、国道5号線を通って積丹町に行く1時間40分のルートがあります。

積丹までの観光バスがいくつか用意されています。観光バスの場合、積丹スピリットがルートに入っているものはないかもしれません。要確認。お隣の岬の湯しゃこたんがルートに入っている場合があります。ですが、時間も限られますので、積丹の観光をメインに考えて積丹スピリットをサラッと見る方なら良いかもしれません。

積丹スピリットのHPより
https://shakotan-spirit.co.jp/access.html
↑↑
このアクセスの表示・・目的地が積丹町となっています。
積丹スピリットへのアクセスとなっていないのがミソです。

車がおすすめだと思います。
北海道積丹郡積丹町大字野塚町字ウエント229番地1

クラフトジンマップ

まず初めに積丹スピリットとは。どのように生まれたか

2015年、人口減少や産業衰退に対する突破口を探すべく取り組みが始まり。株式会社 積丹スピリット代表取締役の岩井 宏文(いわい・ひろふみ)さんは、地域が主体となるプロジェクトを始動する動きの中で、積丹町の遊休施設や土地の活用を提案するパンフレットの作成業務を受注しました。
そこで岩井さんは、外部の専門家などを訪ねて、それぞれの施設や土地をどのように活用すれば地域の活性化が可能となるかという事業案を検討していたところ、札幌の木工デザイナー(木育ファミリー代表運営委員)の煙山泰子氏から、「積丹はスコットランドの地形や気候と似ている。植生から見ても北海道は広葉樹、針葉樹ともに豊かで、ボタニカルを使用したクラフトジンに可能性があるのではないか」との提案を受けました。煙山さんはスコットランド最北の蒸溜所『Blackwoods』のような厳しい環境でジンを製造できる例を挙げ、岩井さんは積丹町でもやれるはずと考えます。(Hokkaido Magagine KAI)より抜粋

製造に踏み切るための調査を開始したのが2016年、初めの1年は国内の蒸溜所やスコットランドやロンドンの蒸溜所を回りながら各地でレシピや製造方法に関する知識の蓄積を行いました。この時、ジンとボタニカルから創造的なカクテルを生み出していたBar BenFiddich(西新宿)のオーナー鹿山 博康 氏との出会いは大きな一歩となりました。
そして2年目は原材料の選定。植生を熟知する植生環境調査の濱田 崇 氏、One&Natureの川出 健太郎 氏の協力のもと、積丹半島や北海道に自生する200以上の原料候補を挙げ、そこから原料の食経験や安全性なども考慮して約30種類まで絞りました。
そして3年目、かねてから北海道余市町でワイナリーの仕事を一緒にしていた有限会社マザーバインズの仲介により、国の独立行政法人酒類総合研究所との3者共同研究による試験蒸溜が実現し、製造技術の検証ができました。そして、2018年3月に民間主導により新たにジン蒸溜事業を目的とする事業会社「株式会社積丹スピリット」を設立。

「積丹の気候風土を生かした『スピリッツ開発』によるしごと創生事業」として国の採択を受け、蒸溜事業から半島全域の産業化を推進するための基礎調査のフェーズへと進んでいく。

セキュリテより

真っ先に取り組み始めたのは専門家による半島の植物採集で、地域の植生をあらためて確認するとともにジンの原材料として使えるボタニカルを選別していった。

ジュニパーベリーの近縁種のビャクシンが積丹に自生していました。ビャクシンをベースに、さまざまなスパイス、樹皮、根、花のブレンドを試しました。「ジン造りは、積丹の森を具体的に理解し、天然成分全般を知ることから始まりました。それが積丹のジンをオンリーワンにすることだったのです」。岩井さんたちは最高の地元の植物を選択することに着手。約130種類を収集し、最終的には約30種類に絞り込みました。(北海道公式観光サイト HOKKAIDO LOVE!)

「この町だからこそ、ジンの“ストーリー”を作り切れる」という自信を胸に、2020年6月に積丹スピリットのファーストバッチ(初蒸留)積丹ジン 火の帆が販売されました。ちなみに「火の帆」というブランドネームも積丹町にちなんだもの。積丹半島は火山活動によって生まれた半島であり、毎年7月には「天狗の火渡り」が行われるなど、「火」とはゆかりの深い土地なのです。

岩井 宏文(いわい・ひろふみ)1969年8月5日生まれ、仙台市出身。95年3月北大大学院工学研究科を修了。北海道開発コンサルタント(現ドーコン)、道農業企業化研究所を経て、11年GB産業化設計を設立。2018年に積丹スピリットを設立。

ジン

積丹スピリットの最大の特徴とも言えるのは、原料の植物を自家農園で栽培し、品種ごとに一つ一つ蒸留してからブレンドを行なっている点です。銅製の蒸留器でジンを作り、個別のボタニカルは1種類ごと植物の香りを残したテイストに仕上がる減圧蒸留機で蒸留。それぞれのアロマが際立つ洗練された味が作られる。十数種類の蒸溜酒を造る必要がある手間のかかる作業となる。そのシングルフレーバーは現在、80種類以上。

火の帆(HONOHO) KIBOU 


積丹スピリットのフラッグシップで、2020年6月にリリースされた蒸留所初のジン。北海道の森をイメージした森の中を歩いているような味わい。KIBOUのキーフレーバーはアイヌの人々が「森の女神」と称したアカエゾマツの新芽で、とても強く深いオレンジのような柑橘系の香りがします。
えジュニパーベリーやフレッシュなホップ香に加え、 青々と爽やかなどこか懐かしいアカエゾマツの香りは、 生命力に満ちた緑豊かな森林を想わせます。 まろやかな口あたりとキタコブシのほのかな甘みに加え、 エゾヤマモモのスパイシーさと エゾミカンのほろ苦さが全体の味わいを引き締めます。 (HPより)

アカエゾマツ、ホップ、エゾミカン、キタコブシ、オオバクロモジ、エゾヤマモモ

【東京ウイスキー&スピリッツコンペティション2022】 ☆ “金 賞” 受 賞 ☆

[商品価格に関しましては、リンクが作成された時点と現時点で情報が変更されている場合がございます。]

積丹スピリット 火の帆 北海道 積丹ジン BOUQUET ブーケ 45度 500ml
価格:6,980円(税込、送料別) (2024/5/3時点)


BOUQUETは蒸溜した花がテーマで、フルーティーですごく華やかな香り。ラベンダー、桜、イエルバブエナ、イエローヤロウ、ヒソップ、シーベリー、ローマンカモミール、ゲヴェルツトラミネール。

ラベンダーとサクラの甘やかで上品な香り。
フルーティーなローマンカモマイルとヒソップの爽快感が奏でる積丹産ボタニカルのハーモニー。なめらかな口当たりにコモンヤロウやイエローヤロウのほろ苦さと甘さも心地よく、ブーケの名にふさわしい華々しく芳醇な味わいに仕上がりました。(HPより)

[商品価格に関しましては、リンクが作成された時点と現時点で情報が変更されている場合がございます。]

北海道 積丹ジン 火の帆 UMI 500ml GIN 積丹 スピリット
価格:8,800円(税込、送料無料) (2024/5/4時点)


積丹の海岸に自生している貴重なミヤマビャクシン(和製ジュニパー)の野性味あふれる香りと甘やかな木の香りのキタコブシに、ハリエンジュやイエローヤローの華やかなハーブ香をブレンドし、積丹の海を想わせる潮の香りを表現しました。まろやかな口当たりにほのかな甘み。あとから波のようによせてくる旨味と塩味の余韻が心地よく、フキノトウ由来のほろ苦さと青々しい香りが食欲をそそります。爽やかな潮の香りが海鮮食材だけでなく、季節の山菜などの和食材とも良く合います。食事とともに楽しめるクラフトジンです。(HPより)

ミヤマビャクシン、ハリエンジュ(ニセアカシア)、フキノトウ、イエローヤロウ、イエルバブエナ、コモンヤロウ、ホップ、エゾノカワラマツバ


「KIBOU」は、アカエゾマツの深いオレンジの香りを基調に、
北海道産・積丹町産のボタニカルからなる豊かな大地の蒸溜酒です。
積丹の海がいつまでも美しく、変わらずにあってほしいという 願いを込めた
ブルーの「KIBOU」で積丹の海を感じてください。バタフライピーにより着色。

「KIBOU BLUE」1本につき、お買い上げ金額から100円を
「ウニ」の餌場の再生に取り組む地元漁師の活動団体
「美国・美しい海づくり協議会」「余別・海HUGくみたい」に寄付します。
皆さまのご支援が、積丹の豊かな海づくり活動に役立てられます。(HPより)

KOBOU 海底蒸溜
“KIBOU海底熟成”は、大地のめぐみを受けたKIBOUを生命の源である海が育てた蒸溜酒です。
海底熟成は、海が創り出すランダムな自然の波動がボトルに伝わり熟成を促します。
紫外線の影響を受けにくく、常に低い温度に保たれた波のゆりかごで
約400日の間熟成を経て、丁寧に引き上げられました。
積丹町宝島の“海底セラー”でさらに深化したKIBOUをお楽しみください。(HPより)


Draught Absinthe
北海道積丹の自社農場で出会ったアブサン伝統のボタニカルとアイヌ民族ゆかりのボタニカル。
これらの原料を採れたて生原料として減圧蒸溜し、
瑞々しい香りが広がる生アブサン(DraughtAbsinthe)を実現しました。
私たちの新しい時代への挑戦と、幸せな目覚めの象徴をお楽しみください。(HPより)

ニガヨモギ、マカヨ(フキノトウ)、フェンネル、シケレペ(キハダ)

BOUQUET LIQUEUR HAMANASU
花がテーマの「BOUQUET」にハマナスなど、
ローズの華やかさとハイビスカスの酸味を加え、
花々が織りなす香りをさらに引き出した深紅のリキュール。
氷砂糖を加え、じっくりと浸漬させたシロップ仕立ての芳醇な味わいをお楽しみください。

プラントマネージャー 岩崎さん

プラントマネージャーは、岩崎秀威さん。

2019年に積丹スピリットにボタニカル生産の担当者として着任
「積丹半島の断崖にミヤマビャクシンという木が群生しているのを発見したんです。なんとこれがジュニパーの仲間で、本当の意味でのジャパニーズクラフトジンが造れると思いました」。

「ジュニパーベリーをはじめとする伝統的なボタニカルは輸入していますが、それ以外は北海道や積丹のものにこだわっています」。

「現在保有するシングルフレーバーを100種類くらいに増やしたいですね。地元に新産業をつくるという意味で、それらのデータはオープンソース化して、『日本のボタニカルのラインナップを見に行くなら積丹町だよ』と世界から注目を集められたらいいなと思います。」。イエのみのミカタより

ボタニカル、製造、魅力

ジンには必ずジュニパーベリーが使われますが、その独特の香りがジンの特徴とも言えます。しかし、それ以外のボタニカルなフレーバーにはかなりの自由度が与えられています。そのボタニカルで蒸留所のある地域の特性を出します。積丹には非常に豊富なボタニカルが自生しています。

火の帆の香りのキーとなるアカエゾマツの新芽などは地権者の同意を得て収集するとともに(国定公園や国有林内はボタニカルの採集は認められないため)、町内でしばらく放置されていた遊休農地を新たに開墾してボタニカルを栽培している。

原料となるボタニカルの栽培を自社で行ない、その一つ一つを個別に蒸溜した「ボタニカル蒸溜液」をドライジンとブレンドする方式をとっています。ボタニカル蒸溜液をバラで持つことで、商品づくりの自由度が高まります。そして、小ロットでOEMを引き受けられるメリットもある。

コアになるドライジンは500Lのドイツ製の銅製蒸溜機「KIBOU」で、個別のボタニカル蒸溜液は50Lの小さな蒸溜機を使って製造する。(KAIより)

テロワール
同じハーブでもその地域ごとに香りは違う

さまざまなボタニカルが魅力となり、女性のお客様から高い反響をいただいています。地元の植物が生み出す独特の風味が女性たちの関心を呼んだのです。

使用するボタニカルとクラフトジンについて(セキュリテより)

・アカエゾマツ
マツ科トウヒ属、温帯北部から亜寒帯にかけて分布。新芽は6月上旬。
エゾマツとともに「北海道の木」に指定され、高さ40m,直径1.5mに達する。生の新芽はフレッシュ感、乾燥したものは深いオレンジの香りと、奥が深く、積丹ジンの中心フレーバー。新芽は手の届く範囲の低い位置のものだけを摘んで、森林保全にも貢献している。

・ウワミズサクラ
バラ科の落葉広葉樹、花は5~6月、実は9月。
山地に生える。北海道南西部から九州にかけて分布する。香りのよい若い花穂と果実を塩漬けや酒につけると桜餅の香りがする。新潟県で食用とされる杏仁子は有名である。積丹町内の山麓部には広く分布し、積丹町を特徴づける樹木の一種。

・キハダ
ミカン科の落葉広葉樹。花は6~7月、実は9~10月。
平地や山地に生える。日本全土に分布し、フレッシュな果実はさわやかなミカンの香りがする。乾燥してハーブ原料としても利用可能である。
内皮は黄柏と呼ばれ重要な生薬の1つである。奈良県の丸薬、陀羅尼助や長野県の百草健胃薬の主成分である。

・ヤチヤナギ
道内唯一のヤマモモ科
一部地域では絶滅危惧種に指定され、北海道や本州でもその自生地が著しく減少している。㈱積丹スピリットでは、希望する希少種苗の安定供給を実現するため、全国で初めて「ヤチヤナギ」の増殖実用化を成功させた(地独)北海道立総合研究機構林業試験場の脇田陽一氏(現・同 道東支場長)と連携し、組織培養技術を活用した苗の大量栽培に取り組んでいる。

・セイヨウノコギリソウ(ヤロウ)
キク科の多年草。花は6~8月
道端や空き地にはえる。道内では広く帰化して各地でみられる。代表的なハーブの一種で薬効、料理、ビール醸造などその利用性は高い。帰化種であるうえ、強健であるため容易に採取が可能である。ハーブのヤロウは西洋種で、抗炎症成分を含み古くから使われてきた。アイヌ民族も薬に用いていたそう。

・エゾノワラマツバ
アカネ科の多年草 花は6~8月
山地の岩場や海岸草地などに生育する多年草。甘い香りがし、薬効もあり染料にもつかわれるハーブの一種で乾燥させると香りが立ちあがってくる。同属のキバナノカワラマツバ(レディスベッドストロー)は昔、欧州で寝具の詰め物にしたそう。

また、ジン関連のトレンドでは「オーダーメイドジン」に注目しているそうです。ユーザーに好みの素材を持ち込んでもらい、それらからジンを作ることで、植物愛好家とジン愛好家の両方をつなげることを目指しているとのこと。岩井さんたちの新たな挑戦から、今後も目が離せません。

参考WEBページ

セキュリテ

イエのみのミカタ

Hokkaido Magazine KAI

積丹町ボタニカルガイド

Distillery Shakotan Blue

コメント

タイトルとURLをコピーしました