コーヒーかす 蒸留

コーヒーかすの大量廃棄の問題は、コーヒー好きの方なら一度は聞いたことがあるはず。
そして、再利用しようという取り組みについても知っているかと思います。日本のコーヒーの消費量は世界第4位。年間42万トンのコーヒーが消費され、廃棄されるコーヒーかすは廃棄時には水が含まれているので総重量84万トン。これは食品廃棄物の約14%にもあたります。再利用の方法としては、堆肥化し作物の栄養源として活用、アップサイクル商品として生まれ変わられる活動が実際に行われています。またバイオマス燃料への転換させる開発にも期待されています。

食品廃棄の問題に注目が集まる昨今
自分のところにも、廃棄物の有効活用についてお話をいただくことがある。果物の活用についてが多いかと思うが、コーヒーかすの活用についてもテストとしてだが、活用する方法を探すこととなった。

自分としての活用方法はラムにフレーバーとして風味を添加させること。

手順としては、
①廃糖蜜を購入し
②糖度を10~12度くらいになるまでお湯で溶かし、温度を15度くらいに調整して酵母を入れて発酵させる
③糖度12度だと、アルコールは6%になるらしいが7~8%くらいにはなった。
④発酵開始から5〜7日程度で発酵が終わり、蒸留しラムの原酒ができる
⑤ラム原酒にコーヒーかすや他のフレーバーを付加させるボタニカルスパイスを浸漬
⑥1晩〜数日浸漬させ、その後再蒸留し、フレーバードラムが完成

他の方法も考えられる
④’発酵過程の発酵途中のもろみにコーヒーかすなどのフレーバースパイスを添加し、発酵終了後蒸留

または
⑤’ラム原酒にスパイスを浸漬し、風味付けをするインフュージョン方式

風味付け: コーヒーかすをラムの発酵過程に加えることで、独特の香りや風味を与えることができます。これは特にスパイストラムやフレーバーラムの製造に適しています。
インフュージョン: 蒸留後にラムにコーヒーかすを浸けて風味を抽出する方法もあります。数日間置くことで、深みのあるコーヒーの風味がラムに移ります。
ブレンド: コーヒーの風味を持つラムを使用したカクテルも人気で、コーヒーリキュールやエスプレッソとブレンドすることで、独自の味わいを楽しむことができます。

 

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