ハーブティーを育て、ハーブティーを作る。
とても楽しそうなアイデアです。
自分も実行してみました。
もしかしたら、皆さんも経験したことのある問題が発生しました。
ポプリ虫(死番虫)
通称ポプリ虫。シバンムシが発生してしまいました。
乾燥ハーブを食害するのはタバコシバンムシで、もともとタバコの葉をよく加害していたことからこの名がつきました。成熟した幼虫の体長は約3.5㎜で体は黄白色、雑食性のシバンムシの中でもずば抜けて雑食で、粉類、菓子類、乾燥麺類をはじめ、タバコの葉や畳、ゴザをエサにすることもあります。
関東周辺では5~11月にかけて2~3回現れ、夏季には約40日で成虫になります。成虫の寿命は20日前後で、成虫になると食べ物をとりません。成虫の体長は1.7~3.1mm、赤褐色で黄色の微毛に覆われています。コロンとした体型と光沢のあるボディ、鋸歯状の触覚が特徴です。
甲虫目シバンムシ科に属する、体長2~3mm前後の小型の甲虫です。漢字で書くと「死番虫」。名の由来は、シバンムシの雌雄が求愛行動の際に発するコチコチいう音が、死へのカウントダウンを刻む秒針の音のように聞こえるとして、英語で「Death watch beetle」と呼ばれていたからといわれます。For your LIFE
見た目はコチラ→日本食糧新聞
発生サイン
発生すると、ちっちゃい虫が飛び回るので嫌でも気がつきます。また、ウチでは、蛍光灯をカバーの中に侵入してそこで死んでいる個体がカバー内に溜まっていきました。
発生源は、乾燥ハーブであれば袋を見てみると
粉々になったハーブが袋の底に溜まります。
シバンムシがハーブを食い荒らした後の残骸ですね。
発生後の対処
ハーブの密閉が弱いと、隙間から侵入して袋の中で繁殖してしまいます。
袋の中に卵が産み落とされていると考えた方が良いでしょう。
なので、そのハーブは今後の発生を食い止めるには廃棄。
そして、ハーブだけに留まってくれていれば良いのですが、畳、段ボール、古い本、乾燥食品へ移り住んでしまう可能性があります。
発生源は速やかに捨て、移り住みそうな食品の袋を密閉すること。
そして、移住したことを想定し
燻煙殺虫剤を使用することをお勧めします。
放っておくと、二次被害が発生します。
シバンムシアリガタバチは死番虫の幼虫やさなぎを好物とする昆虫で、死番虫のいる場所には必ずシバンムシアリガタバチが寄生しています。一見ありがたい存在ですが、シバンムシアリガタバチは、人を刺す害虫でもあるため、発見したら早急に駆除をする必要があります。
そういえば、一匹見かけた気がする・・・
シバンムシとの関連は考えてなかった・・・
ポプリ虫の予防策
ポプリ虫の発生を防ぐためには、以下の予防策が有効です:
- 適切な保管: 乾燥ハーブを冷蔵庫や冷凍庫で保管することで、ポプリ虫の発生を防ぐことができます。
- 定期的なチェック: 乾燥ハーブを定期的にチェックし、ポプリ虫の発見があれば速やかに対処することが重要です。
- 清潔な環境: ハーブを保管する場所を清潔に保ち、湿気や汚れを避けることがポプリ虫の発生を防ぐために役立ちます。
乾燥のさせ方
ハーブはよく洗ってから乾燥させることが大事ということです。目視できる虫の卵などしっかりと洗い落としておかないと後々大変なことになり結局廃棄ということになります。
天日干しをして、日光の力で駆除もできるでしょうが
この件に懲りて、最近やっとハーブ乾燥機を買いました。
これからは、面倒でもハーブをしっかりと洗って、乾燥機で熱を加えて保管することにします。
せっかく育てたハーブ、しかも乾燥までさせたのに・・
それがダメになるどころか、他にも影響が出てしまう可能性があります。
皆様もお気をつけくださいませ。
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