思ったより成長しない植物達を眺め、やっと現実を理解。適当にやったら、それなりの結果しか出ないんだ。と、理解。そして、行き当たりばったりはできるだけやめよう・・・(できるだけ??)と、思いました。ちゃんと調べて、先人たちがこうすれば良いよ!っていう育て方をしっかり踏襲しようと考えるようになりました。
ここまでくるのに約一年掛かりました。
恐らくですが、普通、農業やりたい。と思う人は、この感覚は最初から持ち合わせているもんなんだと思います。時間掛かりましたが、やっとスタートラインに立った気がします。
最初の一年は、作物を育てる事には目を向けず
農業をやる意義、意味。とか。農業をやる事で生まれる生活感や、価値観の変化。とか、どのような売り方をすれば、儲かる農業ができるのか・・・など、地面に接する事の意義を感じていながらも、思考は別のところへ行っていました。一年が経ってから、やっと地面から植物ができるという事に気がつきました。
その頃は、自分のやっている事を説明するのに
”農家です”
とは、言えませんでした。
なんか聞こえの良い、都会生活と農業の兼ね合いについて考えて動いています。みたいな?感じの事を言っていたと思います。

少しずつ考えを改めて始めた僕は、作物を育てることに目を向けるようになりました‼️やっと??収穫をゴール地点にするようになります。
様々な失敗をした上で、苗を東京で育て、茨城に持って行き定植。と、いうスタイルをとるようになりました。
この半年を振り返ると、色んな野菜に手を出しています。まだまだ行き当たりばったり感は抜けきれていません。それでも、育てやすいもの。加工せずとも販売ができそうなもの。そういった視点で作付を考えるようになってきました。
枝豆、唐辛子、胡麻、秋じゃがいも、モロヘイヤ、とうもろこし、ホップ、かぼちゃ、ケール、八頭・・などなど。(全部振り返って、記事にする事でとても勉強になりそう・・・。)
枝豆、胡麻が東京で苗、茨城に移植スタイルです。
正直、技術の向上ではなく、ただただ育てやすい野菜だった。というだけですが・・。収穫ができました。やっと!やっとですね!初のちゃんとした収穫です。
感動というよりは、安堵。です。
このくらいやれば、収穫まではいけるんだな。まだ、続けられる。そう思いました。
作物の事を考え、世話をしてあげれば応えてくれる。そんな手応えを少しだけ感じました。
とりあえず首の皮が繋がった(絶望せずにすむ)
それが嬉しかった・。
枝豆は、手伝ってくれる仲間のうちの一人が餃子屋なので、そのお店で提供しました。
一方、ゴマは、その良し悪しが分からず。自信をもって、俺の胡麻!他のモンと一緒にしないでおくれよ!とは思えず。売ったり、あげたりしないでなんとなくそのまま。良いゴマってどんなのでしょ?そんな感じになったので、種として使って、2代目を育ててみようかな…。
唐辛子は苗を買って植えてみました。放置で育ちました。
でも、たぶん、収量は少ない。今年は頑張るよ
秋じゃがいもは頑張りましたね。
失敗もしているから、手放しで喜べないんですが、これもまた経験と思って今年にかけます。
かぼちゃは畑の中で、日当りが一番悪いところへ植えてしまって失敗。家で育てていたホップを移植。そこそこ毬花がつきました。でも、ホップは真面目にやると相当大変そうなので、これはそこそこで良いです。ホップを育ててるってのはなんとなく楽しい!ビールが好きだから。それで良いです。
とうもろこしは大失敗だったな・・。
惨敗
ヤツガシラは、植えてみたけど、ぜんぜん大きくならなかった。次回やるなら、ちゃんと調べましょう
モロヘイヤ、まあまあ採れた。でも、こんなもんじゃないんだろうな。と、思う。
マリーゴールド、よく咲きました。でも、ハーブとしてのマリードールドが欲しかったんです。買ったのは園芸用のマリードールド。あんなに立派に咲いたのに全然嬉しくなかった。そらまめ、まあまあ。秋にんじん、苗を育てて植え替える作戦。の、失敗例なのかな。と、思っています。
ケール、大失敗。ケールの失敗は、後から思えば当たり前だけど、最初に目の当たりにした時の衝撃は忘れられません。
ケールは、アブラムシがつきやすくて虫除け対策が必須。と、いうことでトンネルを作り虫除けネットを張りました。ここまでやるなんて、成長したな~と自画自賛していました。
が!続きは別の機会に!
そんなこんなで、都会から来たやつが、やたらめったら無謀な種蒔きをしている状態から、手探りで農業を始める素人農家に昇進。
考え方が変わってきてはいますが、やっとスタート地点についただけ。まぁまだまだ失敗は続きます。
とは言え、少しずつ希望が持てるようになってきたこの時期。多くの失敗と、少しの希望で一歩ずつ前に進むのでした。
続く
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