植木屋をやりながら茨城に通うこと数ヶ月。茨城のお家の庭の手入れや、荒れ地の整備などをやっていくうちに、「畑もやってみれば?」と、ありがたいお言葉。待ってました!!
9月くらいに言われて、秋・冬野菜、秋蒔きのハーブの栽培に間に合いそうなので、急ピッチで種まき、植え付けの知識を入れ始めた。
いろんな失敗
失敗とか、そういうレベルではないくらいの手探り状態。やること全てが失敗といっても過言ではないでしょう。農家になりたいとは思っていても、まったく知識はなかった。うまくいけば儲けモン!くらいの勢いでとりあえずスタート。そんな中でも、捕らぬ狸の皮算用。漠然と計画(妄想)を立てます
無謀な初期目標 妄想編
①まず、最初のシーズン。秋に植えるものに関しては経験値をあげるため。と、割りきってとりあえず行動。そのぶん、無駄とわかっていても試す。 ②来年の春には、その経験をベースにハーブを栽培。農園メールマガジン的なものを発行し、共感してもらえる、手伝ってくれる仲間を増やす。 ③夏には収穫。販売。農家としての認知度を上げていく。 ④翌年。1年目の栽培&販売の実績から予約販売、飲食店との提携。販路を広げる。と、同時にジンを作るためのサンプル作成。 ⑤3年目。ハーブ園も順調に成長し、ジンの作り手さんとも協力体制が出来はじめる。そして、蒸留所建築の話し合いがスタート。
一度経験をして→少ないながら販売実績も作って→2年目に繋いで→そして翌年に確固たるものにして→仲間を増やして→そして次のステップ、事業化。なかなか良いタイムスケジュール!
そう思って。1年目の秋はとりあえず興味があるものには手を出してみた。
ハーブの選出は、よくジンに使われているものかで選んだ。コリアンダー、アンジェリカなど
野菜は、自然栽培とかコンパニオンプランツとか読んで興味があったので、なんかできそうなやつ。
とは言え、一人でたまに行く感じでそう簡単にはいくものではなかった。
秋蒔きだろうが、春蒔きだろうが、直播きに適さないものだろうが、土の質が合わないとか、肥料が足りないとか、酸性とか、アルカリ性とか…兎に角お構い無し兎に角、蒔いた。
進捗状況 計画の①。とりあえず試す。。
ここでストップしてます。
3年目のいまでも、経験を積むための行動をし続けています!残念!!
流石に、種まきのシーズンくらいは気をつけるようにはなったけど
そんなに成長しないまま3年が過ぎ去ってしまいました。
それと、最近になって思うに、
畑の状況はあまり良くないものだったのではないのか?
*借りた畑。最初はいい状態だと思っていた点*
・常にトラクターで耕運されており、草ひとつ無い状態をキープ
・木とか竹が生えていて、見た目爽やか
畑の状草ひとつ無く綺麗に見えていた畑は、2年経った頃に、状態が良くない。、ということに、気がつく。
*畑の状況 2年後、どうやら違うぞ?と、思ったこと*
・トラクターで常に畑を走り回る=地面がガッチリと固められてしまっている
・草が常に無い=表土が常に雨、風、直射日光にさらされダメージを受けている
・草が常に無い=虫や微生物が生息しない枯れた大地
・木や竹がある=木は日陰を作り、植物を育てるという点ではマイナス。
竹は畑に侵食してきて、根っこがすごく邪魔。
そして、畑の状態だけではなくて、素人の畑作業はとにかくヘンテコな思想で始まります。
①農業の知識が全くないのに、自然農法、自然栽培に憧れた。かなり浅く理解された自然栽培…。本、二冊読んだ…。その情報は、肥料は要らない。耕さないで良い・・など。都合の良い、手抜きをするためだけに活用された。 ②種はまけば生えて成長すると思っていた。野菜に手をかけてあげないと育たないなんて、自然じゃない!って思ってた。 ③土作りをするという概念がまったくなかった。土は土でしょ?多少、差はあっても育たないってことはないよね~なんて甘くみてた。 ④畝というのは、あの形になればOKと思っていた。畝自体の存在意義もわかってないし、意味を理解してなかった。
とにかく酷いもんです。頭、かかえますね。。。
こう書くと、これらは当時の失敗で、今は大丈夫。みたいに、捉えられるかもしれませんが…。正直、全く、事態は好転していません!少しずつ少しずつは前進しているとは思ってます。それで良いんだよって、前向きに。
そんなでもまー少し、自分に甘く解釈して、少し経験は積めた。と、思います。
その辺の、具体的なお話は次回からってことで
続く
コメント