カモミール 収穫秘話

たいした話ではないのですが
カモミールの収穫はとにかく大変!
というお話。

UnsplashNatali NNが撮影した写真
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種まき〜開花

今年はハーブを数種類育てました。

カモミールは育てやすいと聞きますし、実際に何度か育ててまあまあ成果があったハーブ

徐々に慣れてきた今回
ガッツリ育ててみようという気になりました。

秋に種をまき
冬になる手前に畑に移植
不織布をベタがけして冬を越しました。

不織布はジョイフル本田で買った気がします。
10mのを3〜4個くらい買ってなんとかやり過ごしたと思います。

冬の間
水やり、除草など
いっさいお世話をしなかったのですが
無事に冬を越しました。

植え付ける段階では本当に小さな苗で
不織布の重さに耐えられないんじゃないかとか、乾燥、霜にやられちゃうんじゃないかと思ってましたけど
いけるもんですね

5月にもなると
花が咲いてきます

ウキウキした気持ちでカモミールの花を眺め、いっぱい収穫できるな〜と期待に胸を膨らませます。

収穫①丁寧に丁寧に

カモミールの収穫といえば
手で花を一つずつ丁寧に収穫していく。
またはハサミで一つずつ収穫。

手でも、ハサミでも
一輪ずつ丁寧に収穫してあげるのが基本。


そんな丁寧な作業をするのが当たり前
当たり前のように自分も手でひとつひとつお花を積んでいきます。

いざ

スタート!

う?

ん?

これは。。。。

ヤベぇヤツだ・・ぜんっぜん終わらないヤツだ!

UnsplashBen Hersheyが撮影した写真


眼前に広がるカモミールの花
さっきまで浮かれて眺めていた景色が急に悪夢のような景色に見えてきました。

これを全部収穫するのか・・・

しかも
困ったことに
まだ蕾の状態のものもあります。
まだまだこれから花は増えていくんだ

こ・・
こわっ!

まずは
一輪ずつ収穫する方式で
少しずつやり方を変えて、効率よく収穫できないか試行錯誤してみる。

少し、早くなったり
楽になったりと
なかなか楽しい

ふと
視線を上にあげると
咲き誇るカモミール群が視界に入り
ちょっとスピードが上がったくらいでは、どうにもならないという現実を突きつけられる

収穫できる時間、日数は限られている
これは
一輪ずつ収穫している場合ではない

収穫②ざっくり突き進むぜ!

穂先から茎の部分を辿り
ある程度まとまった花を一気に刈り取る方式に変えてみる

悪くはない
どんどん進んでいく

刈り取って
茎ごと乾燥させて、それから先は後で考えよう。。。
乾燥させてから花の部分を分ける作業も想像するだけで気が遠くなるが
でも、それはあとで時間を取れればなんとかこなせる可能性はある。

今、目の前にあるカモミールの花を無駄にしてしまわないことが最優先だ

一気に刈り取る方式だと
早く進むのだが
蕾まで刈り取ってしまうというジレンマに陥る。

なんとなく
蕾が多そう、花の方が多そう
などと視覚的に直感で捉えてざっくりと突き進む

この方法で
進んでいくと

ふと振り返った瞬間に
あれ?
ここ、刈り取り忘れている??

と、
刈り取った後なのか、蕾判定で残しておいたのかが判らなくなり
何度か後戻りしてしまうことがある

まあ、
それくらいのことは気にせず
この方式で
後に積み重なっていく課題を無視して一通り収穫を終えることができた。

それからまた
2週間後

再度カモミールの様子を見にいくと
あれ?
僕は、前回収穫したよな??

っていうくらい
またまた満開になってる

最高!
なのか?
うんざり!
なのか

それでも
茎ごと刈り取る方式を手に入れた僕は
前回よりも余裕をかまして
収穫に取り掛かることができる

UnsplashKing Lipが撮影した写真

収穫③ごめん、もうお別れの時が来たようだ

さて
うんざりする気持ちといっぱい収穫できて楽しいという気持ちが入り混じるカモミールの収穫もいよいよ終盤。

さらに2週間も経つと
花のいろがだいぶ枯れかかってきてしまいます。

花はまだまだ咲いてはいるのですが
どう見ても
ピークを過ぎた枯れかけ状態。

これは収穫した方が良いもんなのか・・・
もったいないな
と、思いはしたのですが
この状態と収穫にかかる労力を考えると
収穫する気になれません。

まだまだ咲いているお花たち

でも
ご、ごめん
もう収穫は諦めるよ

そんな感じで
まだ多く残っているカモミールを収穫できずにシーズンを終えました。

来年に向けて

来年に向けて
これでしょ!

ちりとりみたいのに熊手みたいなのがついてるやつ

これ作ろう

そして、花を無駄にせず
全収穫じゃ〜〜!

乾燥

さあ、収穫が終われば
乾燥させないといけません

これがまた意外と厄介でした。

自分はよくある
食品を乾燥させるネットでカモミールを乾燥させたのですが

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カモミールの中央にある黄色い部分が乾燥してくると
ぼろぼろと崩れ、細かい粒々になってアミノ隙間から落ちていってしまうのです。

日干し〜陰干しで数日かけて乾燥させる僕の方法だと
一日一回程度、ハーブをひっくり返して重なっている部分がないようにしないといけないのですが
これをやろうとする度に、黄色い部分がぼろぼろと落っこちます。

結局
途中からひっくり返すことを諦め、干しておく日数を多くして
なんとか乾燥をさせたような感じですが
実のところ、重なって数日経ってしまったところの品質に自信が持てません。
かびるところまでいかないにしても、蒸れた感じがしてハーブティとして販売するにはかなり不安が残ります。
商品価値がなくなっていると思います。

茎、枝ごと刈り取ったカモミールに関しては
場所を多く取るので、スペース確保が難しいということと
やっぱり黄色い部分が細かく崩れ、さらに葉っぱや茎も乾燥して崩れてくるので
いろんな部位が混ざってしまいます。

花の部分だけを純粋に分別できていないので、これまた商品価値が落ちています。

そして
問題は乾燥させた状態で、花の部分を分離させるのが超絶めんどくさい
& 細かい粒子が舞って、鼻、喉がやられアレルギー反応が出ます。(これは個人差ありますけど・・)

大量に収穫したのは良いのですが、
その分の乾燥をさせる機械、スペースが追いつかないと
微妙な仕上がりになって、販売まで行きつかないということになりかねません。

その辺、ご注意くださいませ。

まとめ

●カモミールは栽培はしやすいので育ててみたいハーブであるのは間違いない!
大きな株に育てるために、秋に種まきをして、冬越しをしましょう。
冬越しは不織布のベタがけでできます。
●冬を越したカモミールは雑草の繁殖よりも生育アドバンテージがあるため、冬さえ越してしまえば、雑草にも負けずほぼ手間入らずに収穫までいけます
●カモミールの花の数を甘くみない方が良いです。ものすごい数の花ができます。
どのように収穫をして、どのように乾燥をさせるのか考えましょう
●収穫は手で丁寧に一輪ずつ収穫してあげたほうが良いですが、超絶めんどくさいです。
●乾燥させるには機械があった方が断然いいです。乾燥まで時間がかかってしまうと蒸れてしまった気がして販売するのに気が引けます。
●乾燥させると、花の真ん中の黄色いところがぼろぼろと崩れて落っこちるので、そこの対応をしておかないと悲惨なことになります。
●毎日のように畑に通える人でしたら、毎日様子と見て少しずつ収穫して少しずつ乾燥させて、ご家庭でハーブティーを楽しまれるのが良いかと思います

以上

僕個人の
カモミール収穫体験記でした

他では語られない
リアル体験記。いかがだったでしょうか

カモミールは育てやすいし、ハーブティーにもなる
でも、その収穫〜乾燥を甘く見てはいけない。

そんな締めの一言で
今回は終了とさせていただきます



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