001 紅櫻蒸溜所 北海道札幌市
北海道札幌市に位置する紅桜蒸留所は、日本の酒文化と伝統に根ざした、洗練された蒸溜技術と独自のアプローチを誇る蒸溜所です。紅桜蒸溜所は、北海道の清らかな水と厳選された素材を用いて、品質にこだわり抜いた酒類を製造しています。
蒸溜所では、伝統的な技法と革新的な手法を融合させ、ユニークな味わいを生み出すことに注力しています。そのため、紅櫻蒸溜所の製品は、豊かな風味と深い香りが特徴であり、訪れる方々には、蒸溜所見学や試飲イベントなどを通じて、紅櫻蒸溜所の歴史や製品に触れる貴重な体験が待っています。
アクセス
〒005-0007 札幌市南区澄川389-6 紅櫻公園内
TEL:011-211-8215
営業時間 10:00〜16:00(公園は17時まで)
定休日:日曜 (公園の定休日は月曜)
公園入園料500円(小学生以下無料)ですが、中の施設を使用する場合には入園料無料となります。入り口で聞いてみてください。公園問い合わせTel011-581-4858
アクセス
札幌市内からですと、地下鉄南北線さっぽろ駅から真駒内方面に乗車、自衛隊前駅か真駒内駅下車。自衛隊前駅からの方がやや近いですが、それでも25分くらい徒歩でかかります。また、公園の入り口から蒸溜所までも10分程度歩くので、駅から蒸溜所まで辿り着くには30分以上歩くことになります。試飲ができなくなりますが、車か、駅からタクシーがおすすめです。
施設
紅櫻公園内に蒸留所はあります。蒸溜所の他に紅櫻珈琲、蕎麦処 十割蕎麦狸庵、茶室 寿光庵など飲食店や釣り堀、桜や紅葉など自然豊かな公園です。飲食店は冬季に閉業している場合あり。
蒸溜所は見学、試飲販売もやっています。
紅櫻蒸溜所HPより
紅櫻蒸溜所の見学や2F販売所での試飲販売は、予約不要でご利用いただけます。
蒸溜所正面入り口よりご入場し、近くにスタッフにお声がけください。
蒸溜作業を行なっている場合、少人数で作業を行なっているため、また、衛生管理の観点から蒸溜所見学のみお断りする場合がありますのでご了承ください。
試飲販売は紅櫻蒸溜所2Fの販売所で行っております。お越しになる際は事前にお電話をいただけますと確実です。
蒸留所を作るきっかけ
ウィスキーを作りたいという想いから、蒸溜所を立ち上げることになるが、ウィスキーの蒸溜所を立ち上げる前にジンの蒸溜所からスタートをすることに至った。また、北海道内にウイスキーの蒸留所はすでにあったが、道内にジンの蒸溜所はなく、北海道初のジンの蒸溜所となる。そこもまた、ジンを作ろうという想いを動かした。北海道自由ウヰスキー株式会社を設立し、本格的に酒造所の開設に向け動きます。
場所は私設公園である紅櫻公園の中。紅櫻公園は明治期よりこの地に入植した人たちの手で整備を重ね、100年を経て現在の庭園の姿となりました。経営難により売りに出され、蒸溜所の関連会社が買収。ジンの蒸溜所をこの地に作ることになる。私設公園であることから、公園内にある植物をジンのボタニカルに使うことができるということが、蒸溜所の強みともなっている。
ジンのコンセプトとして、北海道産のお酒を世界に向けて、発信するということは起業当初から念頭においてありました、その際に世界に向け、日本のものである、それ以上に北海道のものであるという強烈なインパクトを残したい。そのため、注目したのが北海道産の昆布であり、日高昆布である。蒸溜所立ち上げのタイミングでは、すでに先駆者が日本のジンの特徴出しのために柚子やお茶を使用していたが、北海道にはどちらも無く、昆布を使ったジンもなかった。旨味、UMAMIは世界に認知されている日本の文化であるため味の面でも、言葉としてのインパクトも充分だと感じた。
ジョージ・オーウェルの小説”1984” の[Nineteen eighty-four]を[19][84]をそれぞれ逆にして名付けた。
小説では自由のない管理社会、ディストピア(ユートピアの逆)の舞台で、まずいジンが管理社会のアイコンとして描かれ、自由な時代を懐かしむシーンにも登場する。北海道自由ウヰスキーは、「自由な世界、自由な発想、自由な価値観」をコンセプトに掲げ、数字の配列を逆にすることで、小説内の自由のない世界のい真逆の自由な世界を表現。この[9148][Ninety-one Fourty-eight]という商品名に込めた。世界が自由で、多くの人たちが幸せに酒を酌み交わせる未来に思いをはせながら[9148]を楽しんでもらいたい。
創立 2018年4月26日
会社名 北海道自由ウヰスキー株式会社
林英邦
ラベルデザイン
ラベルデザインは札幌拠点に活動する芸術家・端聡さんが担当。ジョージー・オーウェル作の小説「1984」の世界観やコンセプトとともにデザインされている。
芸術家
端聡(はた・さとし)
1960年北海道生まれ。助成金制度/SCHOLARSHIPS。1995ドイツ政府管轄ドイツ学術交流会(DAAD)の助成により「アトリエハウス・ヴォルプスヴェーデ」に滞在。https://cai-net.jp/
9148のラベルには、4桁の数字が2箇所刻印されています。
左の刻印は蒸留日、右の刻印はレシピ番号を表しております。
クラフトジンならではの季節による香りの違いや小ロット生産によるレシピの違いなどのバリエーションを楽しんでいただければ幸いです。記載されているのは蒸留日であり、年月日ではない。あくまで、季節感を楽しんでもらうための印字ということです。
また、コンセプトの想いを、HP”9148ラベルデザイン作品制作解説”に、書かれております。こういった想いをラベルに英語印字されているが、ラベル印刷された段階で潰れて読めなくなっています。知らないとただのデザインとしての模様に見えるこういった裏話も面白いですね。
ラベル同様にボトルデザインにもこだわりを持ち、キャップはガラス製のキャップに特殊な樹脂を用いたVinolokを使用。
ワインの熟成のために開発されたキャップで、長期間に渡り液漏れがすることがなく長期塾生に適したキャップです。
また、ジンを製造する時に原料用アルコールを他社から購入し、ボタニカルを漬け込む方法と、自社でスピリッツを製造する方法の両方で製造しています。
白いラベルは原料アルコール購入し、ボタニカルを漬け込み蒸溜したもの、
黒いラベルはスピリッツから製造したものとなっています。
蒸留器など
イタリア、バリソン社(Barison)製の400L蒸留器で蒸溜され、札幌市南区の伏流水を割水に製造。1回約550本。
ボタニカル(植物素材)を北海道のものを使い、ベースとなる#0101は日高昆布、切り干し大根、しいたけなどのUMAMIをいれたジンとして世界へ発信している。昆布をメインに考え、どうしたら昆布の良さを上手く出せるかという考えから他のボタニカルを構築。
蒸留責任者
越川 明征 氏(こしかわ あきゆき)プロフィール
東京でバーテンダーとして修業後イギリス・ロンドンへ渡航、ヨーロピアンバーテンダースクール卒業後スコットランド・アイラ島に移住。多くの蒸溜所を巡って蒸溜酒に関する見識を深め、鹿児島の佐多宗二商店でジンの修業をした後、紅櫻蒸溜所の初代蒸溜責任者に就任。
毎月不定期で行われるBAR営業にも注目を。蒸留責任者の越川氏がバーテンダーを務める「Bar 9148」が施設内にオープンします。こちらは予約不要でBarのみの利用も可能。マスター曰く「1杯だけでも気軽にお越しください」とのことです。
受賞歴
キャセイパシフィック香港インターナショナルワイン&スピリッツコンペティション2018。フランクフルト・インターナショナル・トロフィー 2021。東京ウイスキー&スピリッツコンペティションなどでGOLDを受賞。
春は桜、夏はハマナス、秋紅葉、冬はカカオ。四季を感じて欲しい。北海道の空気感をジンから感じてもらえるようなお酒づくりを目指す。
主な銘柄
#0101
日高昆布、切り干し大根、しいたけは、北海道のUMAMIを付け込んだ国際品評会で金賞をいただいているレギュラー商品。
価格|4950円(税込)
ボタニカル|ジュニパーベリー、コリアンダー、アンジェリカ、シナモン、日高昆布*、レモン、ブルーベリー*、切干大根*、ラベンダー*、カルダモン、クローブ、ピンクペッパー、干し椎茸*、ブラックペッパー
種別|ジン
品目|スピリッツ
内容量|700ml
アルコール|45度
「#0106 POWDER SNOW」
冬季の数量限定商品となります。 ジュニパーベリーなど主要ボタニカルなどに加え、カカオニブ、オレンジ、トウモロコシ、白いちご、黒トリュフ、シナモンなどのボタニカルを使用し、香り付けしました。 さらに、北海道の上質なミルクと旨味を凝縮させた北海道産のブルーチーズによる甘い香りが特徴の新しいクラフトジンです。…
去る2022年5月1日(日)にグランドオープンを
迎えた馬追(マオイ)蒸溜所は、
北海道自由ワイン株式会社が北海道の長沼町に
設立しました。
「#3891 BENIZAKURA」
ジュニパーベリー、コリアンダー、アンジェリカなど主要ボタニカルなどに加え、紅葉や赤紫蘇や梅など、紅櫻公園内のボタニカルを使用し、香り付けしました。 都会でも紅櫻公園の紅葉狩りが楽しめるよう、北海道から始まる秋の香りを表現しています。 数枚の紅葉がボトルの中を舞い、注いだ時に紅葉がグラスの中に舞い落ちたら幸運が訪れると言われています。
「HOPS」は洋の苦味を演出するべく、ビールの華やかさを連想させる香りが特徴になります。 使用しているホップは上富良野産で、国産ホップの特徴である土っぽさもほのかに感じられ、北海道の夏を瓶に詰め込みました。 食前酒や乾杯の一杯として、ソーダ割りやトニック割りがおすすめです。…
紅櫻蒸溜所の新たな挑戦としてこの度ビターズを製造いたしました。本日はフキノトウとホップの2種類のビターズを発売いたします。100%北海道産のカクテルを作りたいという夢からその第一歩として開発。
関連
紅櫻蒸溜所のグループ会社であるマオイ自由の丘ワイナリー(北海道自由ワイン株式会社)では、2021年10月開業予定で新醸造所・蒸溜所を建設中です。新施設には、1,000Lクラスの蒸溜器を設置し、ブランデーなどの蒸留酒の製造も予定しています。
北海道自由グループ
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